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ヴェネチア…ってカサノバで観たよな②
というわけで②です。(長いので分けましたw)

『カサノヴァ』 VFX映画批評(2006年6月) →こちら

  casanova4  casanovaサンマルコ広場
   映画『カサノヴァ』(2005年)        サンマルコ広場(写真1)
   
  デジタル技術で 18世紀のヴェネチアを美しく再現  
 
 カサノバと聞けば,名うてのプレイボーイで,「カサノバ回想録」で知られる華麗な女性遍歴の持ち主であることくらいは,平均的日本人でも知っているだろう。ところが,いつの時代のどの国の人物かと問われるとかなり怪しい。ドンファンとの区別もついていないかと思う。そこで,電子百科事典で調べてみたところ,「カサノバ」は18世紀中期のヴェネチア共和国の術策家・作家で,本名はジャコモ・カサノバ。一方の「ドンファン」は17世紀スペインの伝説上の人物で,本名はドン・ファン・テノーリオだそうだ。
 映画史の中での「カサノバ」は,ボブ・ホープ主演の『豪傑カサノヴァ』(54),フェデリコ・フェリーニ監督,ドナルド・サザーランド主演の『カサノバ』(76),アラン・ドロン主演の『カサノヴァ最後の恋』(92)など数作が作られている。一方の「ドンファン」も何度か映画化されているが,ブリジット・バルドー主演の『ドンファンがもし女だったら』(92),最近では現代を舞台にしたジョニー・デップ主演の『ドンファン』(95)などこちらはちょっと変則ものが多い。
 さて,まっとうに18世紀を舞台にヴェネチアに本格ロケを展開して作られた本作品は,『サイダーハウス・ルール』(99)『ショコラ』(00)のラッセ・ハルストレム監督がメガホンをとる。主演は,何と今注目のヒース・レジャーだ。『ブロークバック・マウンテン』(05)で,ジェイク・ギレンホールを相手に迫真の同性愛者を演じて話題を呼んだばかりだというのに,今度は稀代の色事師役とは,何たる皮肉なキャスティングだ。
 ヒロインのフランチェスカ役には,オーディションで新人のシエナ・ミラーが選ばれた。助演陣は,カサノバを捕えようとする審問官ブッチ司教に,『キングダム・オブ・ヘブン』(05年6月号)の名優ジェレミー・アイアンズ,フランチェスカの母親アンドレアに『ショコラ』のレナ・オリンが配されている。この母娘がよく似ている上に,母親のアンドレアが美しく,一瞬母か娘かどちらだったかと戸惑う。いくらハルストレム夫人とはいえ,ヒロインを食うほど魅力的に描くのは「監督さん,そりゃ反則だよ」と思ったが,そうではなかった。後半この美貌が生きてくる設定になっているから,憎い演出だ。
 もう1つの主役は,18世紀のヴェネチアだ。華麗な水の都の風景も仮面舞踏会の豪華な衣裳も堪能できる。では,重厚なラブロマンスかといえば,これが全編コメディタッチの軽快な映画だ。騒々しくはないが,もう少し威厳と内面に迫る描写であっても良かったかと思う。
 ヴェネチアへの完全ロケで,かつての政治・経済の中心地であったサンマルコ広場を中心に描かれる(写真1)。そのままでも18世紀以前を感じさせる歴史的景観だが,やはり部分的にデジタル処理で修復する必要はあったようだ。港の景観,停泊する往時の船がCGなのは当然だが,何でこんなお決まりのソフトフォーカスで描くのだろう。最近の技術なら色調調整も容易で,こんな誤魔化しは不要なはずだと思う。
 一方,秀逸なのはカサノバとフランチェスカの乗る気球のシーンだ。人物が乗る籠の部分は本物,気球部分はCG,眼下に見える夜の街は航空写真をデジタル加工して合成したものだろう。カメラを引いた視点でのCG製のヴェネチアの夜景も花火もとても美しいが,スチル写真が提供されないのが残念だ。この映画の宣伝には,このシーンが最高だと思うのだが……。



   Casanova 2005


(つづきもよろしかったら↓)
誘惑する都ヴェネチア 完全ロケーション
  →JuicyStyle「カサノバ」特集


casanova2 casanova1  casanova3


 カサノバの伝説には、美しい水に育まれた都ヴェネチアは欠かせない要素。
 背徳行為の罪で追われるカサノバが逃げまどい、屋根から屋根へ飛び移り、あわや水路へと滑り落ちる寸前になる冒頭のシーンに、まずは注目。その18世紀そのままに残る、バロック・ロココ調の街並がつぶさに見られ、ヴェネチア・ロケの効果をのっけから思い知らせてくれるのだ。
 カメラは、恋のアドベンチャーに奔走するカサノバとともに、ヴェネチアのあらゆる場所へと入り込んでいく。複雑に入り組んだ迷宮のような細い路地、優美なカーブを描く橋とゆったりと水をたたえた運河のほとり、時代を刻んだ瀟酒な寺院や邸宅…。
 300年ほど前の景観を求めて、60箇所以上のロケハンを決行したスタッフが最終的に選んだのは、セント・マーク・スクエア、さらには大作映画でこれまでに大規模な撮影が行われたことのなかったサンマルコ広場、そして、その広場とカナル・グランデ(大運河)を挟んで反対側に位置する有名なサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会、ピンクと白のゴシックパレス、ドゥカーレ宮殿などなど。
 「きわめて美しい美術館のなかで4ヶ月間を過ごしたような経験」とカサノバ役のヒース・レジャーの言葉通り、ヴェネチアは世界中の人々のロマンチズムをかき立てる、光と影と水に彩られた美しい恋の街。


   ヒース 10

  casanova5 ヒース 80 ec603b45.jpg


もう一回DVDで観たくなりましたw

   最後までご覧いただき ありがとうございました! m(_ _)m





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松山ケンイチさん大好きだぁw

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