*All archives* |  *Admin*

2011/05
<<04 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31  06>>
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
「マイ・バック・ページ」 二人の挫折、時代の空気感
「マイ・バック・ページ」 二人の挫折、時代の空気感

        4158.jpg


   →朝日ドットコム5/29

 栄光の物語からは勇気が得られ、挫折の物語からは教訓が得られる。全共闘運動の挫折と新人記者の挫折という二重の負債を抱えたこの作品は、今に通じる教訓を大量に含有している。

 評論家の川本三郎が40年前の体験をつづった原作を、34歳の山下敦弘監督が映像化した。

 沢田(妻夫木聡)は「週刊東都」の新人記者。社会に対して観察者である仕事に後ろめたさを感じ、取材相手と主体的にかかわりたい、と考えている。彼の前に活動家の梅山(松山ケンイチ)が現れる。「大衆とともに武装蜂起する」と熱く語る梅山に、沢田は深入りしていく。

 2人の若者を中心に、1970年前後の空気が活写される。

 まず俳優の面立ちがいい。例えば松山の髪。サラッとしたロン毛でなくベタッとした長髪。どの俳優にも、自らを格好良く見せるより、当時の空気を出すぞ、という覚悟がうかがえる。

 しかし、この映画の最大の特徴は顔ではなく声にある。東大全共闘議長の唐谷を長塚圭史が歴戦の闘士然とした押し出しで演じている。唐谷が沢田に告白する。「自分は(安田講堂の)中にいませんでした。皆と一緒に最後を迎えたかったです」

 唐谷の声は意外にも細く軽くカリスマには思えなかった。ところがハンドマイクを持った途端、太く重い声で聴衆を引き込む。京大全共闘議長の関西弁など、山下監督は、学生運動の本質を声の中に見いだしている。

 一方、梅山は威嚇したり、同情を誘ったり、自分を大きく見せたり、自在にしゃべる。つまり、詐欺師の話し方である。

 沢田が梅山の術中にはまる姿を愚かだと笑うのはたやすい。しかし、それが時代の空気の持つ怖さであることを忘れてはならない。外からよく見えるものも、内側にいる人間からはしばしば死角になる。(石飛徳樹)

 全国公開中。


(つづきもよろしかったら↓)

続きを読む

スポンサーサイト
プロフィール

かぼちゃん

Author:かぼちゃん
ふたりの男子の母です
松山ケンイチさん大好きだぁw

フリーエリア
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
月別アーカイブ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。