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キネマ旬報
こんにちはー!
5/20発売の「キネマ旬報 6/1号」はもう読まれましたか?
 (とても充実した内容でしたね。)
Lに捧げるちいさな図書館の樹さんが、こんな素敵な記事を書いてくださってましたので、
皆さんにも是非読んでいただきたくって、貼らせて頂くことにしました。

 キネマ旬報≪松山ケンイチ≫ジョーカー的なるもの

(以下、こちらでは樹さんと私の文章のみ転載)

キネマ旬報≪松山ケンイチ≫ ジョーカー的なるもの 
                       (Lに捧げるちいさな図書館5/29記事)

「東京には、土がないから」
これが松山ケンイチを、説明不能のエネルギーに満ちた映画、「ウルトラミラクルラブストーリー」に向かわせた第一の理由だった。
映画の舞台は青森県。松山演じる主人公・陽人は農業従事者。
確かにこれなら土がある。しかも青森の土である。上京する前はよく手伝っていたという。祖父母の畑と同じ、故郷・青森の。

「≪じいさん、ばあさんとまた一緒に畑仕事がしたいな≫という思いは僕の中にずっとあって、とにかく土に触れる仕事はないかとマネージャーさんに相談したんです。そしたら、≪ちょうどいい脚本が来ているけど?≫と」
***************


松山さんは決して≪ウルミラ≫と、その次に来る≪銭ゲバ≫を
合わせて語りはしないけれど、あの奇跡的に美しく悲惨で残酷な夢と
決別が待つ≪銭ゲバ第10話≫を完璧に創りあげるには、
生命賛歌であり、愛情賛歌である≪ウルミラ≫世界、を通過儀礼のように
生きることが、必然だったのかもしれないと思う。

松山さんは東京の舞台挨拶で、

>「主役2人だけのラブストーリーではなく、
>陽人(松山演じる主人公)の周囲の人たちの、
>陽人への愛情がすべてラブです」。

こう語ったそうだ。
ひとりの人間を無条件に受け入れ、まるごと愛するこころ。
陽人という人間、その役を生きて死ぬと、
松山さんはよく言われるけれど、
陽人として、たくさんのラブを全身に浴びたからこそ、
その実感が松山さんのなかに静かに満たされ、
あの蒲郡風太郎を生ききることに向かえたのではないかと思うのだ。
***************

「基本、陽人は、自分の世界にだけ生きている奴なんです。話としては、陽人が、東京から来た保育士の町子先生(麻生久美子)に恋をするというものなんですが、そんな彼女にさえ一方的に気持ちをぶつけるだけで、投げっぱなし。誰ともキャッチボールにならないんです」

「(そうです)。裏設定として、陽人はADHD(注意欠陥多動性障害)だということになっていまして、資料をもらって勉強もしました。でも、その特徴とされる≪落ち着きがない≫≪飽きたらすぐ違うことを
始める≫≪目の前の状況でつい遊んでしまう≫などのほとんどが、その傾向の度合いの違いはあれ、誰にでも当てはまるのでは?ってことばかりで。それにこれらは、生命力に溢れた子ども全般が持つ特徴とも言えますよね。なので、僕のなかにもまだまだたくさんある子どもな部分を最大限にひっぱり出して、その自由な感じを表現すればいいんだと考えました」

迷いもなくそう判断し、≪傾向の強さ=自由度、生命力の強さ≫だという、ある意味本質をついた解
釈で演じた松山の、その聡明さを思う。

「そんな陽人は、空気を読むとか常識とかルールを守らなければと意識することで皆がどんどん動けなくなっているなか、それを簡単に越えていく。僕はちょっと≪ダークナイト≫のジョーカーを思い出しましたね。もちろん人を破滅させる方向にいくのはマズいけれど、思ったままストレートに行動することの強さってあるじゃないですか。やっぱりそれは素敵なことだし、自分のなかにもあるそういう部分は大切にしたいと思いました」
***************


後出する部分で、松山さんは「青森が綺麗なんだってことがあらためて
わかりましたし」と述べている。
青森の土でなければ、青森の風景でなければ、青森のひとが暮らす空気で
なければ、・・とは語っていないけれど、
そこでこそ感じられるリアリティーというのはなんだろう。
それは青森でこそ感じられる、
ひとりの人間の、生き生きとした脈動なのではないか。
東京では陽人という存在は文字に置換されることによって、
分類化され、記号化されてしまう不安を拭い去ることができないし、
まず、分類化しようとしないひとびとのあたたかさを、
すぐにそれと想像することができにくい。なぜなら

>東京には土がないから

土にまみれて生きている、歳を重ねたひとびとの優しさや
困惑しながらまるごと抱きしめてくれるおとなたちや、
無邪気に仲間のようにまとわりついてくれるこどもたちの、
愛を実感しにくいのだと思う。
愛をからだに受けにくいのだと思う。
一方的に想いをぶつけたり、飛び跳ねたりする陽人は、
しかし、まわりからのあふれる愛情を、
青森でこそ、本能から防御したりせずに、
いっぱいに浴びることができたのではないだろうか。
松山さんもオンだかオフだかわからないという、
混沌とした瞬間をかかえつつ、
幸せに生きられたのではないか。

(そして、松山さんは)

>土に触りたい・・

演じることによって蓄積した疲労を、
癒すことができたのではないか、
元気を充填して来れたのではないかと思うのだ。

■■■キネマ旬報、資料としても手元に置かれることを
おすすめしたいです。ほかにもたくさん記事あり。
       (回し者ではありません:笑)

                    3110_convert_20090530122105.jpeg


(以下は、私と樹さんのコメント部分です。)


≪Unknown (かぼちゃん)  2009-05-29 18:15:01≫

こんにちは、樹さん、皆さん♪

「土」 去年の年末、土の中に埋ってる陽人くんみて、『オラも陽人くんの横に埋めてくれぃ。ついでに キャベツの葉っぱもかぶせてくれぃ』
…と、こちらに(コメント)書かせてもらいましたが、今もその気持ちは変わっていませんよw
「土」
私の実感&イメージでは、
土≒地球
死んだら→土→?→母体から生まれる
なので、土はアノ世と母体に繋がっていきます。
土≒地球 の 地球≒母のイメージも重ねてみても、
また、畑の中の土に足をうずめた実感からも私には、
土…お母さんに繋がっていきます。
実家の父なんか、心臓が悪いので家庭菜園(畑)もドクターストップかかっているのに止められないっていう、その気持ちも解らなくもない。
・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・

キネマ旬報、先日本屋で開いて、「ADHDの・・」の文字が見えた瞬間鼻血出るかと思いましたが、その場で集中して読みましたw
(その日は買わなかったんですが、先ほど買ってきましたよ)

デリケートなコトじゃないですか、こういう事って。
でも、そのケンさんの言葉を読んで、安心したというか、
>ある意味本質をついた解釈で演じた松山の、その聡明さを思う
…本当にそのとおりだと思いました。。

そして、映画のウルミラまだ観てないのでこれは予測でしかないのですが、
横浜監督は(ケンさんもたぶん)
そういった傾向がある人を決して弱者扱いしていないということ。
・・憧れているのですよ・・!!!
そして、愛している!皆で愛してあげたいって思っている。。

いろいろ書きそうになりますが、
とにかくデリケートなコトですのでこのへんで。。
私も身内に・・・。
大変ですけど、魅力的な存在だし、
日々いろんなことがありますよ(笑)
能力的にも 私のような凡人にはかなわないようなことをサラッとやってのけます。スゴ! 
(詳しく言えないw)
ではまた 。。



≪かぼちゃんへ (樹) 2009-05-29 21:01:50≫

こんばんは。

断片的なことを言って申し訳ないんですけど、
病気って、
名づけるからこそ、できてしまったもの、というのもある気がしますよね。

昔はもっと、みんなが包容力にあふれていたというか。
今は無理やり、同じ土俵のうえに挙げてしまったり、
同じ認識のうえで行動しないと許してもらえないというか。
陽人の≪ジョーカー≫的な天衣無縫さが受け入れられないのって、
悲しいことなんだと思います。
昔はきっと、そんなアルファベットなんか使わないで、
「神の子」的な扱われ方をしたんだと思いますよ。
そして今、そのことをじっくり考えていたいなと思います。



≪Unknown (かぼちゃん(追伸))  2009-05-29 23:20:13≫

樹さん、お返事ありがとうございました。
樹さんは、私のわけのわからない文章から骨の部分をちゃんと察知してくださり、本当に凄いなぁって痛感しています。有難うございます。。ウルウル。。
それだけでなく、
横浜監督のおそらく主題とするところにまで導いてくださってますね。
樹さんの深い理解と鋭い洞察力そして あたたかい愛情を感じました。感謝です。。

この記事は、皆さんのコメントも含めて本当に学ぶところが多いですね。素晴らしいです~。。

明日、MYブログにリンクを貼らせて頂いてよろしいですか? (文章に関しては、樹さんと私の文章のみ掲載させて頂きます。)
よろしくお願いいたします!



≪かぼちゃんへ (樹) 2009-05-29 23:31:15≫

再訪ありがとうございます。

かぼちゃんが一生懸命書いてくださったのに、きちんと取り上げられなくて
ごめんなさい。
でもきっと、かぼちゃんにも言わんとすることは汲み取っていただけるかなと
思っていたのでとても嬉しいです。

リンクよろしくお願いします。
≪ウルミラ≫って、本当に、松山さんが言うように、
みんなからの陽人への愛ですよね。
その愛情を描いてくださった横浜監督にはとても、なんていったらいいか、
みんなが思い出さなきゃならないことを、
こんなに優しく思い出させてくださって、
ありがとうございますと伝えたいし、
松山さんにも伝えたいです。

追伸です、

L図書では私と読者さまのキャッチボールではなく、読者さまが
記事を広げてくださるし、思わぬことに気付かせてくださったりします。
私はいつも、一生懸命入れてくださるコメントに感動します。
コメントをLに読んでもらうのが自慢ですよ!
あ、えっちいのもです(←自己弁護:笑)

。。。。。 。。。。。 。。。。。 。。。。。 。。。。。 

以上ですが
是非、L図書さんに飛んで頂き、私以外の方々のコメントをも含めて読んで頂けると
有りがたいです。

最後までご覧頂き ありがとうございました!


樹さん、貴重な記事を頂きましたこと深く感謝しております。
まことに有難う御座いました!!



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Author:かぼちゃん
ふたりの男子の母です
松山ケンイチさん大好きだぁw

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